セルフホワイトニングの料金は、初回・都度払い・回数券(コース)・月額(通い放題)の組み合わせでできていて、表示価格だけでは比べられません。比べるべきなのは「自分が実際に通う回数で計算した総額」と「その料金に含まれる内容・条件」です。この記事では、料金表の読み方、総額の出し方、契約前に確かめる条件を、試算の例とともに説明します。
料金は4つの形の組み合わせ
多くのサロンは、次の4つの料金の形を組み合わせて提示しています。どの形が得かは、通う頻度と期間で変わります。
| 料金の形 | しくみ | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 初回・体験 | 新規の人向けに割り引いた価格 | まず試したい人 | 2回目以降の料金とは別。予約経路で価格や内容が違うことがある |
| 都度払い | 1回ごとに支払う | たまに利用したい人 | 1回あたりは最も高くなりやすい |
| 回数券・コース | 複数回分を先に支払い、1回あたりを下げる | 一定期間、決まった回数通う予定がある人 | 有効期限、使い残した分の返金の有無 |
| 月額・通い放題 | 毎月定額で、期間中は回数の制限なし(または上限あり) | こまめに通える人 | 最低利用期間、初期費用、解約手続きの期限、利用できる店舗 |
サロンの料金は自由に設定されるもので、同じお店でも店舗・時期・キャンペーンで変わります。記事やまとめサイトの価格は古くなっていることがあるため、最終的には各サロンの公式の料金表と予約画面で確かめてください。
料金表で最初に確認する5つのこと
- 税込か税抜か:同じ金額でも表記が違えば比べられません
- 1回に含まれる内容:LEDの照射時間と回数、歯のクリーニングなどの有無
- 初回の条件:新規限定か、予約サイト経由か公式サイト経由か、当日の契約が条件になっていないか
- 料金以外の費用:初期費用・入会金、用品代、指名料など
- 有効期限と解約条件:回数券の期限、月額の最低利用期間と解約の申し出期限
照射時間や内容が違うものを「1回」として並べても比較になりません。内容をそろえてから金額を比べるのがコツです。
予約経路によって料金が違うことがある
同じサロンでも、公式サイトから予約した場合と、美容系の予約サイトから予約した場合で、初回料金やクーポンの内容が違うことがあります。予約サイトには期間限定のクーポンが多く載っている一方、条件(平日限定、学生限定、照射時間が短いなど)が細かく決められていることもあります。
- クーポンの条件:対象の曜日・時間帯、年齢や性別の条件、ほかの割引との併用
- 内容の違い:同じ「初回」でも、照射時間や回数、クリーニングの有無が違うことがある
- 当日の案内:クーポンで来店したあとに、別のプランを勧められることがある
また、表示されている料金が「キャンペーン期間中」の価格であることもあります。期間が終わったあとの通常料金や、初期費用が無料になる条件も確かめておきましょう。
予約する前に、使うクーポンの内容と条件を画面で保存しておくと、来店時に話が食い違ったときにも確かめやすくなります。
1回あたりの料金の出し方
プラン同士を比べるときは、「支払う総額÷実際に通う回数」で1回あたりの料金を出すとわかりやすくなります。
- 回数券:総額÷有効期限内に実際に使う回数(使い切れない回数は数えない)
- 月額プラン:(月額×最低利用期間の月数+初期費用)÷その期間に実際に通う回数
- 都度払い:1回の料金そのまま
月額プランの広告では「毎日通った場合の1回あたり」が示されることがありますが、実際に毎日通う人は多くありません。自分の予定で何回通えるかを数えて計算することが大切です。
総額で比べる:試算の例
以下は、料金の形による違いを理解するための仮定の数字です。実在のサロンの料金ではありません。
仮定:初回2,000円、2回目以降の都度払い1回5,000円、6回の回数券27,000円(有効期限6か月)、月額プラン月4,000円(最低利用期間4か月)。すべて税込とします。
| 初回のあと4か月通う場合 | 都度払い | 回数券 | 月額プラン |
|---|---|---|---|
| 月1回(計4回) | 5,000円×4回=20,000円 | 27,000円(2回分が残る) | 4,000円×4か月=16,000円 |
| 月2回(計8回) | 5,000円×8回=40,000円 | 27,000円+5,000円×2回=37,000円 | 4,000円×4か月=16,000円 |
※初回の2,000円はどの場合も同じなので表には含めていません。月額プランの初期費用はないものとしています。回数券は6回を使い切ったあと、残りを都度払いにした場合です。
この仮定では、月1回でも月2回でも月額プランが最も安くなります。回数券は月1回だと4か月の時点で2回分が残り、続けて通わなければ割高になります。ただし、月額プランは最低利用期間があるため、1〜2回でやめたい場合は都度払いのほうが安くなります。逆に、忙しくて通えない月があると、月額プランは1回あたりが高くなります。自分の予定に近い通い方で、同じように計算してみてください。
月額プラン(通い放題)で見落としやすい点
- 最低利用期間:期間内に解約すると残り期間分の支払いが必要なことがある
- 初期費用:キャンペーンで無料になっていても、通常は別にかかる場合がある
- 解約の手続き:申し出の期限(前月末までなど)と方法(店頭のみ、郵送可、電話不可など)
- 利用できる店舗:契約した店舗だけか、他店でも使えるか
- 予約の取りやすさ:同時に持てる予約の数、キャンセルの期限、混む時間帯
通い放題の選び方はホワイトニング通い放題はどう選ぶ?で詳しく説明しています。
契約前に確かめたい条件と、トラブルを避けるコツ
国民生活センターは2025年7月、「無料体験」をきっかけにしたセルフホワイトニングの契約トラブルについて注意を呼びかけました。来店後に当日限りの特典として月額契約や回数券の購入を勧められ、あとで解約しようとしたら違約金がかかると言われた例が紹介されています(国民生活センター)。
同センターによると、利用者が自分で機器を使うセルフホワイトニングは、一般に特定商取引法の対象外になるケースが多いとされています。エステの長期契約のようなクーリング・オフや中途解約のルールが当てはまらないことが多く、返金などの条件はサロンの規約に左右されやすい点に注意が必要です。
- 「今日だけ」と言われても、規約と料金表を確かめてから決める
- 申込画面、規約、料金表は保存しておく
- 長期・高額の契約は、総支払額で比べる
- 困ったときは消費者ホットライン「188」に相談する
料金と一緒に比べたいこと
同じ料金でも、受けられる内容や過ごしやすさは店舗によって違います。安さだけで決めず、次の点も合わせて比べると、続けたときの満足度に差が出にくくなります。
- 照射時間と回数:1回の来店でLEDを何分、何回当てるか
- ブースの形:完全個室か、半個室や仕切りだけか
- 衛生面:口に入る器具が使い捨てか、消毒の方法
- 説明の丁寧さ:利用できない人の案内、効果の個人差についての説明があるか
- 通いやすさ:自宅や職場からの距離、営業時間、予約の取りやすさ
店舗選びのポイントはセルフホワイトニングサロンの選び方にまとめています。
歯科のホワイトニングと料金を比べるときの注意
歯科医院のホワイトニングは自由診療のため、料金は医院ごとに異なります。セルフホワイトニングと歯科のホワイトニングは、目的(表面の着色ケアか、歯の漂白か)と、行う人・使う薬剤が違うため、1回の料金だけを比べても意味がありません。
過酸化物を含むホワイトニング剤は医療機器として扱われ、使うかどうかは歯科医師が診察して判断します(厚生労働省の回答、2025年4月)。歯そのものの色を明るくしたい場合は、まず歯科医院で相談し、必要な回数と総額の見積もりを聞いてから比べましょう。違いはセルフと歯科の違いにまとめています。
自社サービスの料金の確認先
当サイトを運営する株式会社ピベルダは、2013年創業のセルフホワイトニング専門店「ホワイトニングバー(WhiteningBAR)」を運営しています。公式サイト経由の初回は2,200円〜(税込)で、コースと月額プランの料金・最低利用期間・解約条件は公式サイトの料金ページに掲載しています。
※ホワイトニングバーは当サイトの運営会社(株式会社ピベルダ)の自社サービスです。
通院せずに医療ホワイトニングを続けたい人向けの「どこでもホワイトニング」(株式会社ピベルダが展開。歯科医師のオンライン診療後に自宅で行う)は、初回総額19,960円(税込)、2回目以降は月額4,980円(税込)、最低利用期間は申込月を含め4か月です(2026年10月時点。詳細は公式ページ)。
ホワイトニングを試してみたい方へ
- 歯の表面の着色汚れをケアしたい:ホワイトニングバーの店舗を探す(公式サイト経由の初回2,200円〜・税込)
- 初めてで流れを知りたい:ホワイトニングバー「初めての方へ」
- 通院せずに、歯科医師のオンライン診療のもとで漂白したい:どこでもホワイトニング
※ホワイトニングバーとどこでもホワイトニングは、当サイトの運営会社(株式会社ピベルダ)のサービスです。
よくある質問
Q. セルフホワイトニングの料金の相場はいくらですか?
A. 料金は各サロンが自由に決めており、店舗・時期・予約経路でも変わるため、一つの「相場」で判断するのはおすすめしません。同じ内容(照射時間・回数)にそろえ、自分が通う回数で総額を出して比べてください。
Q. 回数券と月額プランはどちらが得ですか?
A. 通う頻度によります。こまめに通えるなら月額プラン、通う回数が決まっていて期限内に使い切れるなら回数券が向いています。最低利用期間や有効期限も含めて計算しましょう。
Q. 初回料金が安いのはなぜですか?
A. 新しい利用者に試してもらうための割引であることが多いです。2回目以降の料金や、当日の契約が条件になっていないかを確認してください。
Q. 解約したら返金されますか?
A. セルフホワイトニングは特定商取引法の対象外になるケースが多く、返金の有無や計算方法はサロンの規約で決まることが多いです。契約前に規約で確認してください。
参考資料
- 国民生活センター「無料体験と思ったら…?『セルフホワイトニング』の契約トラブル」(2025年7月22日)
- 厚生労働省「新事業活動に関する確認の求めに対する回答の内容の公表」(2025年4月18日回答)
- ホワイトニングバー公式「料金・メニュー」
執筆:ホワイトニング総研編集部(株式会社ピベルダ) 情報の確認日:2026年10月29日

